学校グループの活動
JPPFCでは、個人会員のほか、小・中・高校生がひとつの学校で「学校グループ」を結成して、顧問教師の指導のもとで活動しています。文通とグループ活動とを結びつけているところに大きな特色があり、多くは学校の部活動のひとつとして取り入れられ、学習指導要領に沿った活動を行っています。その主な活動を、紹介します。
文通による活動
国内文通
文通のパターン
グループによる文通
個人と個人のコミュニケーション手段として発達してきた文通ですが、JPPFCでは文通を学校グループ活動の中で取り上げております。多くの人たちが、“手紙による心の交流”を推進するのに望ましい方式として「グループ(集団)」を強く推奨しています。
グループ=学校グループやシニア文通サークルなど
Step:
- 文通相手校を選定する
- グループ文通実施の依頼をし、相手グループの了解を得る
- 作成する手紙の内容を検討する
- 全員の 声をまとめた手紙文を作成し相手へ送る
- 返信を受け取り、その内容についてディスカッションする
- 次の手紙のテーマや内容について検討する

[例] 激励感謝の便り差し出し
警察官や消防署員、学童擁護員、社会福祉施設の職員など、一般市民の安全確保や社会生活の維持の仕事に取り組んでいる人たちへ激励と感謝の便りを差し出しています。

[例] お年寄りとの文通、そして訪問交流活動
地域の一人暮らしのお年寄りや老人ホームの入所者と文通を中心に継続的な交流を図ると共に、時には訪問活動を通じて会話や伝承遊びを楽しんだり、一緒に絵てがみ作りを行います。
海外文通
グループによる文通
中・高校の学校グループの結成動機は“海外文通で海外に友だちをもちたい”というものが多くなっています。また、海外文通は学校で学んだ英語など外国語を実際に使う良い機会を提供してくれます。
JPPFCでは、会員の希望にそうペンフレンドのアドレス紹介に努めています。
ボランティア活動
園児や児童の交流活動
学校の近くにある幼稚園や保育園を訪問し、手作りの紙芝居を上演したり、園児の遊び相手となって交流を図っています。また、地域の児童センターにおいては催し物の運営ボランティアを務めたり、手紙教室の際には、中・高校生会員が小学生に書き方のお手伝いをしたりしています。
ポスト清掃・クリーン運動
日ごろの文通活動で大変お世話になっているものは何かと考えると、一番に「郵便ポスト」が挙がります。その感謝の気持ちを表す意味で郵便局周辺や学区内にある郵便ポストの清掃活動が比較的多く行われています。また、地域社会への関心を深め、郷土を愛する心を育てるという考えから、駅前や海岸、公園、通学路などで清掃活動を行うこともあります。
地域行事でのお手伝い
地域の人たちとの連帯意識を強める意味で、市町村主催のお祭りや展示会、バザーの会場において、お年寄りや身障者、年少者などの会場案内や受付業務、物品準備などの運営ボランティアを務めたりします。
使用済み切手の収集活動
使用済み切手をはじめ、使用済みテレホンカード、書き損じはがきなどを収集して換金し、その収益金で社会福祉に役立つ用品を購入して社会福祉団体や施設などへ寄贈しています。
街頭募金活動
12月はNHKやユニセフが恵まれない境遇にある人々への義援金募集などの助け合い運動を展開します。そこで、事前に主催団体への登録や公道使用の許可を得た上で、駅前やデパート前など、年末の買い物でにぎわう場所で街頭募金活動を行います。
学校グループで行われるその他の活動と主な行事
- 新会員の募集と新入会員歓迎会
- 卒業生会員を送る会
- 学校文化祭での文通成果の発表や展示
- 各種コンクールへの参加
- 国際文通週間行事への参加
- 「母の日」「父の日」に感謝の便り
- 「敬老の日」お便りキャンペーン
- クリスマスメールの差し出し
- 年賀状の差し出し
など
学校グループ以外の主な活動
地方連合大会
各地方連合ごとに、年に数回行われます。
県連合大会
各県連合ごとに、年に数回行われます。
全国大会
全国の会員の代表が集うイベントで、年1回、夏休み中に行われます。
ジュニアリーダー研修会
各地方連合もしくは県連合で企画され、夏に行われます。